こんにちは、嘉村 朗です。
下絵を猛然と進めるフェーズ。
下絵に入る前は短時間でも美術解剖学の本で骨と筋肉の構造を練習をしておくようにしています。
人体の構造がわかっているだけで下絵作業が心理的に楽になります。
写真に写っている本はこちらです↓↓
スカルプターのための美術解剖学 -Anatomy For Sculptors日本語版-
- 作者: アルディス・ザリンス,サンディス・コンドラッツ,加藤諒
- 出版社/メーカー: ボーンデジタル
- 発売日: 2016/11/26
- メディア: 大型本
- この商品を含むブログ (1件) を見る
ちょっと高い本ですが、かゆいところに手が届く細かさでわかりやすいです。
買ってよかったです(T_T)
「An Atlas of Anatomy for Atrists」という本をずっと愛用していましたが、上の「スカルプターのための美術解剖学」の方がフルカラーで筋肉がわかりやすいです。輪郭もはっきりしているし体型も現代人なので勉強しやすいと思います。↓↓
An Atlas of Anatomy for Artists (Dover Anatomy for Artists)
- 作者: Fritz Schider
- 出版社/メーカー: Dover Publications
- 発売日: 1957/06/01
- メディア: ペーパーバック
- 購入: 57人 クリック: 117回
- この商品を含むブログ (24件) を見る
むかし、わたなべあじあ先生が「毎日デッサンしないと描けなくなる」という趣旨の話をされていて、そのとき初めて「先生くらいしっかり綺麗な絵を描ける人でも毎日練習しているんだ……」と気づいたのを覚えています。それからわたしも練習するようになりました。
でも毎日は全然練習できない自分がいます。残念です。デッサンを楽しいと思えないし……人体構造とかすぐ忘れるし。
「忘れてもまた練習して思い出せばいいんだ」と思うようにして、下絵の前に苦手だと思う部分や、記憶がぼんやりしている部分、その日の作画で必要そうなパーツに絞って練習するようにしています。
漫画に限らないのでしょうが、画力に話作りに演出にキャラ造形にコミュニケーションに……と力を付けていかないといけないものがたくさんあるんですよね。どうしてもっと早くに気がつけなかったんだろうと情けなくなりますが、そのことについてはまた今度考えて見ようと思います。
最後に、わたしが絵を描くときの思想的に好きな本はこちらです!↓↓
「動きを描く」
「対象のもつエネルギーを写し取るように描く」
そんなことに気づかせてもらった素晴らしい本です!