低徊趣味ぶろぐ

漫画家・嘉村朗のブログ

ブログに書くことについて……

ブログの内容に関して、もっとわたしの本音とかナマな声とかを綴ってみたら……と思うことがあります。わたしも人の書くそういうものを面白いと思ったりするのですが、いざ書くとあまりにもヒドイことばかりでやっぱり人に見せるものじゃないと感じてやめてしまいます。

ジャッジするのは読んだ人たちですから、見せてみるまで本当にわたしの予想通りの反応が来るのかはわかりません。

ただ、「ストレートなメッセージは人に届かない」とわたしは考えています。
これまでの人生経験上、真っ直ぐすぎる言葉(word)やメッセージは正しく意図したように受け取ってもらえませんでした。ですから、わたしの本音やナマの声をブログに書いても正しく伝わらないだろうと思うのです。

わたしの場合、考えを伝える一番確実な方法は漫画にメッセージを込めて発信し続けることに落ち着きます。

誰かが気づいてくれたらいいな〜と思ってずっと描き続けています。そうすると思っていたよりも早く、ファンレターなどでわたしの作品から受けた体験を聞かせてくれる人たちが現れました。わたしのひっそり込めたメッセージが届いたのを感じました。

ブログやTwitterはこれからも当たり障りのないことばかりの発信になるかと思います。でもそれらに嘘はありません。ただのわたしの日常です。
わたしの日常の積み重なりが後々見たときにエンタメになるかもしれないという可能性に掛けて更新しつづけます。

10年前の記事を発掘してみると、始めてCGで仕上げをしたと書いてありました。
low-k.hatenablog.jp
下手くそだけど絵の中にわたしっぽさがあって不思議な気持ちです。