低徊趣味ぶろぐ

漫画家・嘉村朗のブログ

こんにちは、嘉村 朗です。
「まじです!」の原稿が無事完成し提出できました。
すごく時間が掛かってしまいましたが、読み応えのある回にできたかなと思っています。

公園で木々を見上げたら、若葉のモミジが青々として涼しげでした。
この感じを漫画に表現しようにも、一枚一枚葉っぱを書き重ねたところでグチャグチャして重たい画面になりそうだと思いました。

透明感、みずみずしさ、枝の揺らめき。

ものが存在していること。
それを見たわたしが感じること。

誰かに共有したい気持ちがすぐに出てきます。
質感や感動を上手く表現したり、他人に伝わることを夢にみること。

それか満たされなくても、描きたいと思えるものに出会えたこと自体が稀有て嬉しいことなんだよなと思いました。

楽しそうなひと

こんにちは、嘉村朗です。

 

資料用に撮影した写真に楽しそうにしているひとが写り込んでいました。

どこの誰だかも全然知らないひとですが、その写真を見たらちょっとうれしくなりました。

「この人たち、楽しそうだな~」「嬉しそうだな~」という、見たまんまを述べただけの単純な感想がわたしにもポジティブな影響力をもたらしているのを感じました。

 

そう思ったとき、楽しそうにすること、嬉しそうにすること、幸せそうにすることは微力ながら世の中によい影響を与えているのかもしれないと思いました。

 

仕上げ作業ちう~ココアプリンとともに

こんにちは、嘉村朗です。

原稿の進行が遅れまくっておりますが、その分作画はいい感じに仕上がって着ていると思います……!(T_T)

いろんな人をおまたせしていて迷惑を掛けているな~と後ろめたさもある一方で、「無理なものは無理だ……」と段々開き直りができそうになってきました。

 

ひとの期待に応えたいと頑張ること、

ひとを喜ばせたいと願うこと、

ひとの助けになりたいと気を遣うこと、

他人にとって都合のいい自分になること、

 

全部違うけれど、わたしの中で気持ちの意味するところが被っていたり混ざりあったりしてぐちゃぐちゃになりがちです。いいことをしているつもりが余計なお世話になったり、自他ともに負担になっていたり……。

やっちまっても落ち込まずに、同じことを繰り返さない振る舞いをできるようになりたいです。

 

昨日作ったココア寒天。

材料は純ココアと残り物の生クリーム、牛乳、砂糖です。

寒天の量を少なめにしたらなめらかでやわらかい口当たりに!ものすごく美味しくできて感激しました。

 

お菓子作りは苦手で遠ざけていましたが、寒天料理は混ぜて固めるだけなのでお手軽で気に入りました(^o^)

カレーと寒天

こんにちは、嘉村朗です。

今日はわたしが一日仕事でテンテコマイだったのでカレが夕食を作ってくれました~。

 

トマトと鶏肉のカレーです!

鶏肉はヨーグルトに漬け込んで、玉ねぎも飴色に炒めて甘みを出して作ってくれたそうです!

パクチーとよく合って美味しかったです!

 

デザートにアサイージュースで作った寒天を食べました。

「3分で仕込みが終わった!簡単!すげ~↑↑!」と喜んでいましたが、食べてみると寒天がダマになっていてゼリーのような柔らかさで、わたしが思い描いていた寒天ではありませんでした。

冷蔵庫から出してほどなくの冷たいジュースだったので、熱で溶かした寒天と混ぜ合わせたときに固まってしまったのかもしれません。横着したのがいけませんでした。

次はジュースをレンジで軽く温めるなどして寒天が均一に混ざるようにしようと思います。

やはりモノ作りは落ち着いて手間をかけないといいものはできませんね。

花押を作っていただきました

こんにちは、嘉村朗です!

まずはじめにご覧ください…!

 

なんと!

わたしの花押を作っていただきました!

ヘラジカハモリニカヱル氏(以降「ヘラジカさん」表記)がデザイン&制作してくださいました!

ヘラジカさんが達筆であることを知り、デザイン性の高い書道もされるのを偶然知り、「わたしの花押を作ってもらえたら嬉しいな~」と話していたところ実現いたしました。どうもありがとうございます…!!!

 

ヘラジカさんが嘉村朗の花押に込めた想いを綴ってくださいました。下記に引用いたします。

『まじめだけどしたいんです!』の勉強についての描き方がとても自然で、かおりさんがかいせいさんを恋や欲情だけでなく、勉学、学びの上で尊敬しているのがとてもよくわかるし、欲と勉強(本能と理性、動物的な在り方と社会的な在り方とも言える気がします)の間で揺れている姿がとても丁寧に描かれていて、こんな恋愛漫画に出逢えて嬉しいなと思ったんです。
朗さんが、人生そのものにきちんと向き合って描いてくださっているんじゃないかと思えて、それでもラブコメディなので、どこか軽やかで、それでも艶めかしくて。
『嘉村朗』さんの花押に反映したかった要素として、その部分がありました。
軽やかでやわらかくて艶めかしい、真摯で鋭利でもある。

 

わたしがどんな人間でどんなことが得意でどんなことをできるのか、自分自身を知るのは難しいものです。

ヘラジカさんはいつもわたしに「朗さんはこんな人だ!」とわたしのことを伝えようとしてくれるんです。すると言葉がスーッと「理解」できて、素直な態度で嬉しいな、ありがたいなあと感じられます。

そういう時間を過ごしていたら、ずっと前からわたしのことを応援してくれていた人たちのこともブワッと思い出されてきました。ずっとずっと前からいろんな人がわたしのいいところを一生懸命伝えようとしてくれていたことにも気が付きました。わかっているようで、しっかりと受け止められていませんでした。すぐに大事なことを忘れてしまって落ち込んだりしてすみません。

でも、これまでいただいた言葉や想いはこうやってたびたび復活してきて、わたしを助けてくれます。だから、皆さんからいただいたお手紙やメッセージはいつまでもわたしを元気づけてくれると思います。

どうもありがとうございます。

 

花押カタカナver.もございます!

「心臓」「魔除け」「厄除け」の意味もある菱形状に並べたデザインになっています。

月のイメージの一閃は、ヘラジカさんがわたしに対して抱いているイメージ「鋭いけれども優しい月光のような性質」を表現してくださったそうです。

 

こうしてわたしのイメージを表現してもらえてとても嬉しいです。

花押は自分でも練習してうまく書けるようになりたいです(^o^)

わたしのマークの一つとして手紙に捺す判子やシールにでもしたいなあと考え中です☆

 

 

ヘラジカさんのInstagramでは素敵な写真がたくさん掲載されています。

 
 
 
 
 
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わたしは見るたびになんて清らかな感性を通して世界が写されているのだろうという気持ちになります。みなさんにも見てもらえると嬉しいです(^^)

ペン入れちう…

ペン入れ中です。

いま、線を引くのがとても楽しくて気持ちがいいです。

 

服の素材や温度、柔らかさ、薄さや滑らかさを思い浮かべながら丁寧に描くのは楽しいことです。

 

しかしながら、気持ちよさに酔って夢中になって線を引き続けていると、今度は自分が描いている小さな範囲だけしか見えていない状態になりがちです。

 

全体で一つの絵、一つの漫画。

そういうものを目指したいなあ、と思います。

わたしという「点」・

 

波紋の中心。

はじまりの点。

 

波紋の広がる先。

わたしはどこまで見届けられるだろうか。

 

自分の一挙手一投足が
自分の手に負えない領域まで伝播してしまうこと。

 

それが嬉しいこと、
楽しいことに繋がっていくように。

 

 

 

 

 

 

わたしはずっと嬉しいこと、楽しいことって簡単に手に入るものだと思っていた。

実際は嬉しい気持ちや楽しい気持ちになるのに練習が必要なのかもしれない。

 

本能的に、お手軽に、らくらく手に入るものだと思っていたけれど、「嬉しい」「楽しい」の感度とバリエーションを広げたり高めたり深めたりする訓練をしなければ世の中を面白く見られなくなってしまうのかもしれない。

 

庭の草を一本引っこ抜くだけでさえ、面白おかしいことが見つかる。

昔は草取りをつまらないとかイヤなことだと思っていたけれど、わたしに面白さを見出す力がないだけだった。面白さや楽しさは自分で作るのが一番面白い。自分仕様の遊びココロを満たせるからかもしれない。

 

そういう地味なクリエイティブ能力を豊かにしていきたい。