低徊趣味ぶろぐ

漫画家・嘉村朗のブログ

漫画のことしかない

朝起きてから、1日過ごして寝るまで、ホントに漫画のことしか考えてなくて、散歩したり買い物したり、夢の中でも漫画作っていたりする。

それでハッピーだし、こんなふうに生活させてもらっていることにも感謝している。
正直、自分の漫画にたくさんの人の気持ちを動かす力があるかどうかもわからない。
わからないのだ。
どうしたら一番おもしろいか、伝えたいことはなにか、どこを楽しんでもらいたいか…とか考えて描いてみて、失敗したりして、毎回手探りで一生懸命作っているけど、作品を評価するのはたまたま読んでくれた人なわけだし。
これからもわたしは漫画を作っていくけど、この世界(宇宙的な意味で)で、わたしのつくったものが、なんの価値も意味もないとはっきりしたとき、わたしはたぶん死んじゃうんだと思う。
これは「自動的」だ。
ブギーポップが現れるときと同じかんじで。なんの感情も関係なく、とても普通であって、自然。わたしの今までの人生も努力とかいうのも一切関係ない。神が見ていて同情するとかも、ない。


結局なにが言いたいのかっつーとぉ、
(肉体的意味で)まだ生きてるということは、まだ漫画描けるってことだ!
…てことかな?「生きてる意味があるってことだよ!(キラキラ)」だとニュアンス的にイラッとくるからちょっと違う。
漫画描いているうちに、いつか死ぬ。そんな一生。結構なことではありませんか。