低徊趣味ぶろぐ

漫画家・嘉村朗のブログ

孤独を意識しはじめて

最近、創作がとても孤独に感じる。
この「孤独」はまったくネガティヴなものではない。
しかし、ポジティブというには明るすぎるので、いい意味でも悪い意味でもない「孤独」であると思う。
ただの、「孤独」だ。
言葉はとても不定形なので、わたしが孤独な状態であることを誰かに伝えても、相手はわたしの感じている孤独の感じを理解することができないだろう。
当然のことだが。
わたしがいまここに書いている文章は非常に陳腐なものであるが、わたしがいま感じている孤独はとても魅力的な素材だと、わたしはわかっている。魅力的素材というのは、表現される対象のことだ。


作品を作って、発表して、誰かにわたしがいま感じている「孤独」の感じがほんのりでも伝わればうれしい。
しかしながら、それが実現したとして、わたしにはその事実をしるすべもないのだろうとも、思うのだけれど。