ざせつ

今まで、わたしは挫折したことがないと思っていた。
挫折って壮絶なドラマの果てに遭遇するもので、挫折したら並大抵のことでは立ち直れない、そういうものだと思っていた。
挫折経験のない自分の人生って薄っぺらいものなのだろうかとか思ったりもした。
けれど先日、冨山和彦さんの「挫折力―一流になれる50の思考・行動術」って本を読んだら、結構わたしも挫折していたんじゃないかって思えたんだ。

挫折力―一流になれる50の思考・行動術 (PHPビジネス新書)

特に漫画に関しては失敗ばかり。落選の連続で、もはや自信とか持つのもやめた。何本描いたか、もうよくわかんないし。
今日もネームを没にしてプロットから組み直しをするも全然うまく進められなくて、焦ってばかりで、ひたすら手を動かそうとじたばたしていた。
だけど、そうして手を動かしていたら突然ポンと道が拓けたりして、前よりおもしろく描けるようになっている。（明日になったら没になるかもしれないし、自分がよくても担当さんからダメを出させるかもしれないけれど）今までも、落選したあとはすごくしょんぼりして、何をやっていたんだろうとか気を落としていたけれど、なんだかんだ描き続けてこられた。描くたびに少しずつでしかないけれど、絵も話も書けるようになってきていると思う。
もしかしたら、これが挫折を乗り越えて得られる成長なのかもしれない。
漫画に関してはまだまだなところが多いけれど、もっともっと良くなるように、これからも頑張れると思う。
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