低徊趣味ぶろぐ

漫画家・嘉村朗のブログ

理不尽と言い訳のあいだで

「理不尽に怒られ慣れていない若者が最近多いよ!と会社の上司は危惧しています・・・」みたいな記事を先日どこかで読んだ。

記事は、先輩大人が新人大人(若者)とこれからの日本の行く末を心配してますみたいなお決まりの内容だったので、別にどーでもいいよとさらり読み流していたのだけれど、暫くたっても印象に残っていたところがある。

「理不尽に怒られる」ってところ。

わたしも実際そういう状況にあったことがあるので(というかもうそんなのばっかり笑)、
このフレーズを目にしたとき、なんだか悪い気がしなかった。

理不尽に怒られるって、よくあるよくある〜♪
ってさらりと書かれていたのがちょっと嬉しくもあったのかな・・・?みんな理不尽に責められたような気持ちになったりすることがあるんですねー。それフツーなんですねー。鼻歌並みにありふれた取るに足りないことなんですねーって感じがして。。。

わたしは別に怒られたりしたことないけれど、丁寧に優しく指摘されただけでも物凄く「やっちまったー!!」って青ざめちゃうんですよね。

わたしは結構「はい、わかりましたー!!」ってすぐ対応できる方だとは思うけれど、心の中ではめちゃくちゃ言い訳しまくっていて、「だってここはさー!」とか「そんなの聞いてないぜー!!」とか自分を擁護しようとする言葉がグルグル渦巻いちゃってるんですよね。。。仕事しながら何時間も…/(^o^)\

有責性を常に感じていられるようになりたいから、相手にはそんなこと絶対言えないし、言いたくないし、でもでもでもねーでもですねー「一応やるべきことはちゃんと全力でやったんだよおおおー!」ってことはわかってもらいたくて、でも言えなーい!・・・という妙な葛藤が繰り広げられてるわたしという人間。。。

そんな折に「理不尽に怒られる」ってフツーだよねーワラ。みたいな記事を見れたのでなんかうれしかった。

わたしにとって理不尽に感じることも、
巨大スケールで見てみたらちゃんと理にかなっていたりするのかもしれませんね。
というか、「理不尽!」というのは気持ちに左右される言葉のような気もしますし・・・。
一々いきり立ったりしなくて済むようになりたいものです。