ディズニーの「ポカホンタス」を観ました。
15年ほど前の作品ですが初見でした。
音楽も映像表現もとてもきれいで、素晴らしい作品だと思いました。
■特に好きなところ
- ポカホンタスが滝壺でジョンと出会うシーン。
- 風で髪の毛がふわらんふわらんと波打つところ
- 音楽
- 風の絵の具は何色?みたいなメッセージと映像
- アライグマの行動とか表情
- 親友のマコマ
- 戦いが始まるシーンのコントラストの強い配色
とても気に入った作品だったのでWikipediaを見たりしたら、人権団体や識者などから批判や抗議も出ていると書かれていてなんだか少ししょんぼりしてしまいました。わたしが抱いたこの純粋な感動と賞賛をどこへ向ければいいのだろうという戸惑い・・・。
史実が元になっていたり、民族的な見解とか人種差別とかいろいろ絡み合ってくるとそういった批判や抗議というのもあるのでしょうが・・・
でも、創作物にたいして「真実を描いてない」という抗議をしては元も子もないよな〜とも思いました。
いまわたしが生きているこの時ですら、何が真実なのかわからないのに。
自分が直接関わっていることでさえ、
どのような因果関係で物ごとが展開しているのか
誰にも把握することなどできやしないのに。
わたしはただ、「ポカホンタス」という映画を観て、
「土地は人間に支配、管理されるべきもの」というジョン・ラトクリフ総督ら開拓者側の考え方よりも、
「我々はこの土地に住まわせてもらっている、共存させてもらっている」というような原住民側の考え方が
美しい絵と映像と音楽で作り上げられていることに
すてきだなあと感じました。。。
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