低徊趣味ぶろぐ

漫画家・嘉村朗のブログ

正解のない世界

とても今更なことなのですが、
だんだんと「読者が見たいものをテーマにする」の意味というか感覚というかが
わかってきたような気がします。。。

物書きにかかわらずあらゆるクリエイターにとって基本中の基本でしょう。
この「お客さんが欲しがっているものを提供する」姿勢。

わたしも頭の中ではわかっていましたし、
そうしたい、そうしようと心掛けてはいましたが、
実際にものを作るとニーズとずれずれだったりして、
そのおかげで今までたくさん失敗を重ねてきました。

理屈では「みんなが見たいものを〜」とわかっていたつもりかもしれませんが、
出来あがるプロットやネームはどうしても独りよがりなテーマになっていました。
どこか無意識に自分の都合のいいように解釈する心があったのかもしれません。


そして、もうひとつわかってきたことは、
本に書かれていることや著名な人、先輩諸氏の言葉はとても重要で正しい。
そして同時に、真実でもないということ・・・

物事をうまくすすめるための方法は
自分で探し導き、自分で行動してみるしか
正否をたしかめることはできないのですね・・・