低徊趣味ぶろぐ

漫画家・嘉村朗のブログ

法則の届かぬところから

成功とか失敗とかに法則なんてないんじゃないかな。

なんとなく選ばれて評価されたり、
なんとなく選ばれなくて評価の対象にすらならなかったりして。
法則と思われているものと全然関係ないところで
なんとなくものごとが進んでいく。ような。かんじ。

生き方においても
数学みたいに方程式があるはずなんて思い込んだらてーへんだ。
自分が信じている法則から外れたところに
自分のなりたい姿への糸口があったらどうするんだ。

それに科学とか数学とかで出てくる法則は
この世の真理というわけでもないし・・・

以前ある人が言っていた。
「小学生の頃、膨大な量の本を読んだら、
「1+1」の答えが必ずしも「2」にならなくてもいいことに気づいた。「2」ではなく「ぞうさん」でもいいんだ」と。
高校生くらいまでのわたしだったらきっと
「何言っとんじゃい。1+1は2しかないだろが」と馬鹿にしたかもしれない。
でも今はわかる。
「1+1=2」という決まりがあるだけなんだ。
誰かが昔に決めた決まり。


人はなんとか説明をつけたがる。
成功した(とおもわれる)人たちの共通点を見つけては
彼らの生き方に共通の法則が存在すると信じたくなる。のかも。
そんなものあてになりゃしないのに。

だからわたしは何度失敗しようが
負の法則に自分を当てはめたりしなくていい。
ただ、反省して分析してまたやってみればいいんだ。。。