低徊趣味ぶろぐ

漫画家・嘉村朗のブログ

【メモ】背景を描くときの感覚と流れについて

少しでも楽な気持ちで背景を描けるようになれたらいいなあ〜〜という想いを込めて、作業時の一連の流れを共有させていただこうと思います。あくまで暫定的なものです。今後記事を消したり修正したりするかもしれません。ご意見ご自由にどうぞ。誰かのひらめきの素になるかもしれません。



↓↓今回はこんな感じのコマを描くときの流れについてまとめました。

※画像は「ひかるこちゃんの先生!ver.2.0」の一コマです。

流れとしては、

アタリを描く。

アタリに従って補助線を引き、消失点を決定する。

消失点とアタリを頼りに背景の線を引く。

…というところでしょうか。

1、アタリを描く。


アタリを描きます。(緑の線)
人物が座っている(縁側と接している)感じがでるように気をつけます。
だいたいのアイレベルも意識します。(赤い線)

アイレベルはカメラのレンズが設置してある高さ。
もしくは男の子を見ている人の目の高さです。

2、アタリに従って補助線を引く


アタリを参考に定規で補助線(青い線)を引いてみます。
この時点ではまだ補助線の交わる位置がバラバラです。
オレンジ色のエリアを目安に消失点を設定できそうです。

この背景は一点透視法なので線の交わる位置が一つになっています。

3、消失点を決定する


「ここらへんにするか〜_〆(・ω・` )」と消失点を決定します。

アイレベルも消失点と交わる位置まで下げて修正しました。

4、消失点とアタリを頼りに背景の線を引く


消失点とアタリを頼りに定規で背景の線をどんどん引いていきます。

縦の線はアイレベルの線と垂直になるように描いてあります。
また、横の線はアイレベルの線と平行になるように描いています。


以上がわたしが背景を描くときの一連の流れです。
続きは明日、「アタリを簡単に描けるようになるにはどうしたらいいんだよ…!!(#・∀・)」について対策を考えるつもりです。

最後までお付き合いくださりありがとうございましたぺこり