2年前の構想ノートを見返すと
自分がいかにものを深く考えられていないかが見て取れ
「あーあ…」とただ呆れることしかできないのであった。
学校の先生が子供の作文やレポートを読むときもこんな感じだと思う。
なんもわかっちゃいねーな。っていう…。
しかしながら、そういうわからないなりになんとか考えたり書いたりして
未熟な作品を少しずつ描き重ねてきたおかげで
今に至ったのだと思えば全然恥ずかしくもないのだった。
おそらく今のわたしもたいしてわかっちゃいなくて、
ものを深く考えたり細部にこだわりをみせたり十分に出来ていないのだと思う。
思うけどできないのだ。
ちょっとずつしか進めないし上手くもなれないことを情けなく感じたりもするけれど、
そんなことはたいした問題でもなければ悪いことでもない。
わたしのやろうとしていることが永久に実現されないことに比べたら
全然不幸でも不利益でも無価値でもない。
いまプロットを作っていてすごく不安だけれど
それはたぶん、今までやったことのないことをしようとしているからだと思う。
こういう不安なときはとりあえずやってみるのがいいんだよ!
って、いまのわたしなら少し知っている。