低徊趣味ぶろぐ

漫画家・嘉村朗のブログ

枠がみえるような気がする

構造学的に見てみると、天才的発想の持ち主はマジョリティと違った構造世界を生きているということなんだろう。

それは天才がマジョリティの住む枠を超えているのではなくてただ枠が違っているだけなのではないか。
同じように、馬鹿に見える人も枠が違っているだけなのではないか。

我々がただ生きるだけのことにそう違いはないはずだと思えるが、同じだと思いたくないひともたくさんいるやうだ。
構造の枠がそれくらい強固に我々の思考を縛っているのではないか。

寝ながら学べる構造主義 ((文春新書))
はじめての構造主義 (講談社現代新書)