「どうしてレシピどおりに料理しなければならないか」について
レシピサイトを回っていると、プロの料理研究家や料理人のレシピに「作ってみました」とレビューを読者が投稿するシステムがある。
それを眺めていると、みんなレシピどおりに調理していない。(笑)
勝手にアレンジしたり、具材の量を変えたり、道具を別のもので代用したり……。
たまにレシピどおりに作っている人もいるが、レシピどおりに作らない人は悪気もなくアレンジをして「作ってみましたよ」と投稿している。
レシピの意味がない。
アレンジや代用食材の投稿も非常に参考にはなるが、一度レシピどおりに作ってから報告するのが筋だと思ってしまう。
そこで夏休みの自由研究に「どうしてレシピどおりに料理しなければならないか」、「レシピどおりに料理してみるとどうなるか」を題材にしたらよいと考えついたのだった。
研究の内容は以下のようなものをやってみてはどうか。
・料理をレシピどおりに作っているかなどをアンケート調査し、どれくらいの人がレシピどおりに料理をしていないか把握する。
・実際に料理をしてみる。レシピには完全に従わず作った料理と、レシピを完全再現した料理を食べ比べてみる。(味だけでなく、調理過程でわかったことなども細かく報告する。)
塩分濃度なども調べてみたら面白いかも知れない。
小学生の頃にこんな自由研究をしておけばよかったなと思う。(当時はこういう着眼点も疑問も持っていなかったのですが…)だから、自分の回りに子どもがいたら余計なお世話で自由研究のヒントを出したがるだろうな~と思う。(笑)
この「レシピどおりに料理してみるとどうなるか」の研究から導かれる答えの予想だが、
「言われたとおりにするというのは完全再現しなければ意味がない」ということを学べるのではないか……?
そしてさらに重要なのは、「完全再現」はやり方を懇切丁寧に教えてもらえても、最初から出来るわけではないということ。
やってみた人にしか理解できない境地である。