わたしは長らく
「美しい人が描けない」
「かっこいい人が描けない」と
悩んできたのですが
最近はそういうふうに苦しむのはやめて、
自分がかっこいいと思う人、
自分が美しいと思う人を探すように
漫画を描いていこうと思います。
わたしが「美しい人が描けない」
「かっこいい人が描けない」と苦しんでいると
編集さんもアシスタントさんも
「そんなことないよ!」と励ましてくれるのです。
いつまでもウジウジしている漫画家も鬱陶しいですし、
彼らの言葉は明らかに本当の言葉ですし、
それを信じていることを示すなら
どんどん絵を描いて発表するのがあるべき姿と思います。
わたしが自分のことを「美しい人が描けない」
「かっこいい人が描けない」と言っている限り
いつまでもそういう理想の絵を
描けるようにはならないと
思えるようになってきました。
もしかしたら
「美しい人」とか「かっこいい人」というのは
単に自分にないものへの憧れかもしれません。