「他人を変えることはできなくても自分を変えることはできるから自分の振る舞いや順応の仕方を変えていくのだ」とはよく聞くメッセージであるが、
最近その意味がよくわかるようになってきた。
人を変えることはできない。
それは同時に
「だれも私のことを思い通りに変えることができない」ということだ。
当然のことだが、わたしにはその事実が盲点になってすぐに他人に干渉してしまう。
そして人を傷つけたり怖がらせたりしてしまう。
世のため人のためになることをするのは良いことだが、
それで相手がどうかなるわけではない。
だから自分が心地よくいられるように動くべきで、
その根底にはいつも素直で誠実な軸をもって
目の前のことに集中するしかないのかもしれない。
それくらいしか自分にはできないのかもしれない。
自分の思い描くようには、
誰かに力を貸すなんてできないのかもしれない。
自分のために
自分のしたいように
自分のしたいことを
真剣に取り組むことが
廻り廻って誰かの力になるのかもしれない。
誰にも気づかれないまま。
それでいいのかもしれない。
最近はそんなふうに考えている……。