低徊趣味ぶろぐ

漫画家・嘉村朗のブログ

楽しくなるまでが非常にくるしい

漫画を作るのはとても楽しいことだ。

でもその楽しい感覚を掴むまでが
毎回一番苦しい。

わたしにとっては、
毎回のお話のテーマとか核になる部分が
楽しい感覚の部分。

それを掴むところまでいって初めて
ネームを一気に描きあげて
清書をして一話が完成する。

(他の作家がどんなふうに
どんな感覚でものを作っているのかは
知らない。)

もしかしたら楽しい感覚を掴む作業、
楽しくなるまで探る作業が
非常に苦しいから
みんな途中で挫折してしまうの
かもしれない。

 

コツを掴めば応用が効いて
楽しい感覚をすぐに見つけられるようになる
と思っていたけれど、
毎月ものすごくつらいし、
悩んでしまう。

すぐに見つけられるようになるどころか、
問題を精査する目が厳しくなって
むしろ時間が掛かるようになっている
ようにすら感じる。

 

こうやってウンウンいっている間にも
作業が遅れて関係者からの信頼を
喪失しているんだと思うと
一刻も早く考えつかなければ
と焦ったりする。

 

これまでも
毎月なんとかしてきた。

だから大丈夫だと思う。

まだ全然形になっていないけれど……。

乞うご期待。

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↑サンマとキャベツのペペロンチーノ

今度は大成功しました★パンチが効いていて美味しかったです!