低徊趣味ぶろぐ

漫画家・嘉村朗のブログ

絶対に感染しないように万全を期さなくてはいけないと判断できないわたしがいた

ウイルス感染のニュースをざっと読むに日本の対応も(そんな政府をほったらかしにできる)日本人の感覚も鈍感になっているようにしか見えない。

 

岩田教授の動画をわたしも動画が投稿されてすぐに視聴したが、あの動画を見て考えたのは「絶対感染しないようにしなければならないのだ」ということだ。

 

わたしはなんとなく死亡率もそんなに高くないし、若い人は治っているという情報から「感染しても大丈夫なのかな~」とか「自分なら治りそう」くらいに考えていた。

 

でも岩田教授が部屋を隔離し、あそこまで徹底して「絶対に感染しないように万全を期さなくてはいけないのが感染症に対する常識である」と訴えているところを見たら考えを変えた。

 

感染した瞬間から、今度は自分が誰かに伝染させる側になるということだ。

アシスタントを在宅にしたのも彼らが感染する確率を高めてはいけないし、彼らが無事でもその家族や周囲の人が感染する可能性がある。

人間同士のネットワークを想像すると全員が気をつけなければあっという間に感染が広がってしまう。足し算でなく掛け算で広がる。

わたし自身も締め切り前で体力が低下しているので感染する確率が高い。すでに感染しているかもしれないし、その状態で泊まりでずっと同じ空間で過ごすのは高リスクだった。

岩田教授の動画をちゃんと見なかったら在宅作業に切り替える判断をできなかったと思う。

 

わたしにできるのはとにかく手洗いうがいを念入りにすることと、なるべく人の多いところに近づかないようにすることくらいだ。

日本の経済がさらに低迷するようで心配だが、わたしには漫画をたくさん描いて価値を増やすことに注力することしかできないので仕事をがんばりまーす。