低徊趣味ぶろぐ

漫画家・嘉村朗のブログ

レシピサイトの「〇〇大量消費」というフレーズに抵抗する話

レシピ系サイトでたまに見かける「〇〇大量消費」というフレーズがいやだ。

 

まず、「食べ物を大量消費しなきゃ!」という感覚が肥満になりそうで抵抗感がある。

わたしは食べることが好きなタイプなので、こういう「食べることは良いことだよ!」みたいな誘惑フレーズを身近に置くのはリスクが大きい。

だから「〇〇大量消費」というフレーズに抵抗する。野菜でも大量に食べれば胃が不必要に大きくなるからよくない。適量摂取がいい。

 

つぎに野菜は店で買うと高い。

大量消費どころか多品目の野菜を十分な量購入し続けようとするとかなり高額になる。

大量消費するほど野菜を買えるとはなんてセレブなんだろう!……と思う。比較的安い野菜だけをひたすら大量に食べることで食物繊維やビタミンを補うしかないという意味が影に潜んでいるならそれはそれで日本社会の闇なので憂鬱になる。旬の食べ物を多種目摂取が身体にはいいのだと思う。(そんなかんじのことがサピエンス全史にも書いてあった。)

 

 

文句ばかりつらつら書き散らしてしまったが、まさに「大量消費」という言葉がぴったりな状況があるのも経験上知っている。

野菜を作っていたら一度に収穫できる野菜の量は半端ない。近所に配り切れない分を腐らせるわけにもいかないのでなんとか大量の野菜をカサを減らしてモリモリ食べられる調理法が必要だという感覚も知っている。

 

だから心の中で補正をかける。

「農村専用レシピなんだ。これは」