低徊趣味ぶろぐ

漫画家・嘉村朗のブログ

言葉と変化の痛み

漫画で描いたこと、ブログで書いたこと、ひとに話したこと……

自分の発した言葉が自分自身に跳ね返ってくることはよくあるのだが、そういうとき私は一体どうしたらいいのだろうと考えている。

 

「言葉」をどう操れば、「言葉」とどう付き合えば、いいのだろう?

わたしの答えはまだ出ていないけれど、いつかちゃんと描き上げたいテーマの1つだ。

 

何かを手に入れたり、ものごとを先へ進めるには何かがちょっと傷つくことになると思う。

でも誰かを傷つけたり巻き込んだりするのは嫌だなあと思う。

とはいえ、「傷つけたくないから何もしない」を選ぶと何も変わらない。

 

物語の主人公だったら、変化や成長の痛みをこの身に引き受ける道を選ぶだろう。それが自虐や自己犠牲ではない形だと諭すような振る舞いで。

 

難しく考えるのをやめれば~?と言われることもあるけれど、「難しく考える」ってどういう状態?と聞き返したい。

難しいなんて全然思っていないのに。

難しいんじゃなくて、わからないだけなのに。