こんばんは、嘉村 朗です。
また今月も全然お話を作れず時間ばかりが過ぎてとうとう16日です。
アイディアはたくさんありますし、テーマもなんとか出来る自信はあります。なのに全然カタチにできないのは一体どういうわけなのか……。
うまく各エピソードを最終話まで繋げて一つの物語として完璧に作り上げたいと思っているのかもしれません。
「次の1話で失敗できない」などとつまらぬ見栄をはっているのかもしれません。
昔の自分に比べてお話作りのコツが分かってきたぶん、「もっと出来るはずだ」「すごいお話を作れるはずなんだ」という欲が出てしまったのかもしれません。
せっかくここまで描き続けられたのだから、これから先のエピソードは完璧な構成と演出で描きあげたい!と気持ちが大きくなっているのかもしれません。
完璧な構成?ストーリー?演出……?
そもそも、嘉村朗は連載が始まってこのかた、毎話行き当たりばったりでその時出来ることをギリギリでこなしてきただけの人間ですよ!
今さらどうあがいたところで、完璧な漫画になんか絶対なりません。
諦めろ!
これまで通り、やれる限りを尽くしてお話を進めることに集中するしかないのだ。
もう開き直って「なんか知らんが面白かったからいいか」と毎話満足してもらえればそれでいいんじゃないか。
自分で自分を不自由にしている枠があるはずなのに、それから抜けることができなくてもがいている感じがします。
漫画家としてこう見られたいとか思っているのでしょうか。いやですね。
ひたすらに、今を楽しませるような漫画を淡々と出し続けることの方が多くのひとを幸せにするのかなとも思うのですが……。
答えはまだ出せずにいます。
答えが出ないのではなくて、腹が決まらないのかもしれませんね。