こんにちは、嘉村 朗です。
この5ヶ月間、漫画を描かずに過ごしていたわけですが、わたし個人にはすごい体験と発見が毎日のようにありました。
「漫画をバリバリ描きたい!!」という衝動が内側から湧き上がってくれることが一番の願いでしたが、それは一度も叶わず、全然関係ないように見える部分はきらきら輝き、どんどん豊かになっていきました。
一番大事なことはうまくいかない(ように見える)
これまでの自分の人生を振り返ってみても、漫画に関してだけは自分の思うようにいくことはなかったなあと思います。
それはつまり自分が一番こだわっている部分とか、大事にしすぎている部分だからかもしれません。
大事にしすぎるあまり、漫画に関係することすべてに執着し、自由にならない状態を自分から作っていました。
理想ばかりが果てしなく高くなって、いいことがあっても満足できなくて落ち込みいじけてばかりいました。
本当は目の前に素敵なギフトが置かれているのにそれに感謝すらせず、自分の姿しか見ることができない鏡の部屋に閉じこもってしまいました。
心は弱いものだけど
自分てなんて馬鹿で愚かでどうしようもないんだろう……と嫌になりますが、こういうふうに自分を責めてちゃんとした人間のフリをしているどうしようもなさは何なのでしょう?
これからはこういう自分の卑怯さと心の弱さの取り扱い方について自分なりに研究していこうと思います。
それが自分の漫画に必要なもののような気がするので……。