かつて絶望のふちにいて、物語の力によって光を取り戻し救われた経験をした者が、
今度は自分と似たような境遇に現在あるひとを救うために新しい物語を自分の言葉で紡ぎ出す。
それが「物語」だと、
いま、理解できました。
↑↑わたしのヘタクソな写真だと臨場感がありませんが、巨大な鳳凰みたいな雲だった。
これは物語についての本に散々書かれてきたことですし、多くのストーリーテラーや評論家がはっきりと言っているのを幾度も見かけてきました。
自分が知りたいことの「答え」は、「理解」は、
こうして一度自分の前を通り過ぎたあとに
もう一度やってくるのだなあと思いました。
ですから、あらゆるものがわたしの先生で、何かを教えてくれているのだと、
世の中を注意深く見ることと
無意味だと切り捨てないことが大切なのでしょう……。