低徊趣味ぶろぐ

漫画家・嘉村朗のブログ

情の世界

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「情の世界」についてわかったことがあるのでメモしておく。

 

***

現実世界のありようを

人の心の鏡に映したとき、

映ったものを情と呼ぶ。

 

人の心の鏡はどれも癖があり、

映りかたも千差万別である。

それを個性と呼ぶ。

 

自分の心の鏡に映ったものを見ることはできないが、他人の心の鏡に映る像を見ることはできる。

わたしたちは他人の心の鏡を通じて世界の美しさを知る。

 

 

言葉にできなくても、

名前を与えられていなくても、

「そこに確かにある!」と気がついてくれたひとのおかげで存在する<何か>がある。

 

わたしはそれが「情の世界」(情によって語られる世界)なのでは……と思った。