お話作りが苦手過ぎて毎回苦しんでいるのですが、
ふと気が付きました。
「面白いから読める」作品なのではなく、
「読める作品の中に面白いと思うものがある」のではないか。
面白いかどうかを決めるのは読んだ人だけです。
読むという行為のあとに面白いかどうかのジャッジが入ります。
1ページ読んでから次のページにいくかが決まります。
つまり、1ページだけでも「読める」かどうか。
まずは「読めてしまう」ことが大事なのではないか。
「面白いものを作ろう!」という気持ちで作品つくりに取り組むと、自分の頭の中にある面白い感覚が目標になります。頭の中だけにある理想は妄想です。判定基準がこの世にないものです。絶対にクリアできない基準を自分に課すのだから何も成せずに死ぬまで続けることになります。
「面白い」とか「楽しい」とか「ワクワクする」を仕事の評価基準にしてはいけなかったんだと思いました。
「読めるかどうか」も厳密には評価基準があやしく思えます。それでも実際に読んでもらい、最後まで「読めたかどうか」を判定することなら可能だと思います。
読めるかどうか基準で描いた漫画。
お話つくりのハードルを限界まで下げていくのがわたしの当分の目標です。