波紋の中心。
はじまりの点。
波紋の広がる先。
わたしはどこまで見届けられるだろうか。
自分の一挙手一投足が
自分の手に負えない領域まで伝播してしまうこと。
それが嬉しいこと、
楽しいことに繋がっていくように。
わたしはずっと嬉しいこと、楽しいことって簡単に手に入るものだと思っていた。
実際は嬉しい気持ちや楽しい気持ちになるのに練習が必要なのかもしれない。
本能的に、お手軽に、らくらく手に入るものだと思っていたけれど、「嬉しい」「楽しい」の感度とバリエーションを広げたり高めたり深めたりする訓練をしなければ世の中を面白く見られなくなってしまうのかもしれない。
庭の草を一本引っこ抜くだけでさえ、面白おかしいことが見つかる。
昔は草取りをつまらないとかイヤなことだと思っていたけれど、わたしに面白さを見出す力がないだけだった。面白さや楽しさは自分で作るのが一番面白い。自分仕様の遊びココロを満たせるからかもしれない。
そういう地味なクリエイティブ能力を豊かにしていきたい。