低徊趣味ぶろぐ

漫画家・嘉村朗のブログ

夢を作品に描いてみようと思えた

こんにちは、嘉村朗です。

ネーム中です。

相変わらずパパパッとは書き上げられておりませんが、これまでとはちょっと違う心境に変わってきました。

 

「こうだったらいいなあ」を描いてもいいのかもしれない

創作をするにあたって、調べたり実際に見たり触ったりすることをできる限り心がけるようにしてきました。舞台となる場所。登場する小物のディテール。モノの仕組みや使い方など……。

もちろん資料だけで不明な部分は想像で補ってなんとか乗り切るということもよくあります。でも、できる限り「現実の中で実際にある状態を知っておかなければいけない」という強い戒めがありました。

わたしは元々深く調べたり理解したりできない人間です。記憶力もよくないのですぐ単語を忘れます。油断をするといい加減な知識や想像でテキトーにものを作ってしまいがちなのです。

だから現実の中で実際にあるものを調べてからしっかり描こうと心がけていました。そうすると今度はだんだん「夢のある楽しいこと」、「空想上のワクワクするもの」を描けなくなっていきました。

自分に都合のいい夢みたいなことや、ビジョン先行の願いを想い描くのが怖くなってしまったようなのです。

つまり自分だけの楽しい夢を持てなくなってしまったのです。

 

やっぱり夢は必要だ

漫画や物語って夢を見ることでもあると思うんです。

「こうだったらいいなあ」を楽しむもの。それなのに夢のようなワクワクを失くしたら意味がないよ!と気がつきました。

変な学校、変な家、変な制服、変な規則、変な人。

現実にそんなのある?と言われてしまうのがものすごく嫌で、想像するだけでムカムカして現実的で普通だけど夢があるものを作ろうとして苦しんでいました。

 

夢は、現実を超えて、わたしだけの中にあるのに。

 

これからは夢みたいなものも自分の作品に取り入れても良いと自分に許可を出してみようと思いました。

わたしの好きなものをはっきり「これが好きなんだ!」と言えるように。

 

長くなってしまいましたが、こんなふうに自分の夢も漫画に描いてみようと心境が変わってきました。楽しくもりもり漫画を描けるように頑張ります!

 

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「伊勢名物鶏めしの素」で混ぜごはんを作りました!

カレが「甘めの炊き込みご飯などには梅干しが合うよ」と教えてくれたので一緒に食べてみました。たしかに美味しかったです!初めて知りました!