低徊趣味ぶろぐ

漫画家・嘉村朗のブログ

ネームを「考える」のをやめたい。

 

考え始めるといつの間にか「言葉」や「意味」に絡め取られて、脳内で単なる言葉遊びをしている状態になってしまう。

 

頭の中で言葉の応酬が延々と繰り返されて、キャラに対する可愛さ、愛しさ、おかしさ、慈しみが消失していく。

 

ブログもそれで自由に書けなくて途中でやめてしまう記事がたくさんある。アップできるのは「今日はこんなもの作りました」という料理写真記事ばかり。

ただの報告。

 

考えたりせず、もっと心のままに、感情のままに言葉をふわっとここに出すことができたらいいのに。

 

「自分を出す」ってどうやったらいいのだろう。

 

 

……「自分を出す」必要ってある?

求められていないのに出そうとしなくていいんじゃないか?

 

ただ存在しているだけで、自分は在るのに、どうしてわざわざ小手先の技術で自分と思われるものを上手く出そうとしているんだろう。

 

室戸岬の海岸から海を眺める。
くもり空からこぼれた光が海に丸を作っている。このことにも意味なんかないし、特別でもないのだけど、この瞬間に立ち会えて、見つけて、わたしの心が震えて喜んでいた。

そんな「奇跡」に気がつけるようになってよかった。

 

奇跡って想像するよりずっと簡単なもの……。