低徊趣味ぶろぐ

漫画家・嘉村朗のブログ

没表紙

ここのところ、作品に対してどういう意義をもって描き続けていけばいいのか悩んでいましたが、編集さんに話を聞いていただきやるべきことがハッキリしてきました。

また、これまで読者さんがわたしに寄せていただいたお手紙やコメントの数々が「嘉村は今後どうしたらいいのか」を教えてくれるヒントになることもわかりました。

本当にありがとうございます…!!

少しでも早く、たくさんの読み応えある新作を送り出すこと。それこそが、いまの自分にできるいちばんの読者サービスだと考えております。挫けず前向きに目の前の原稿を描き上げてまいります。

これからも作品を楽しみにしてもらえるように頑張ってまいります。

 

「ちっかの」のイメージとかけ離れているので没にしたイラスト↓↓

f:id:low-k:20171115172800j:plain

メッセージありがとうございます

9月に開催されました書泉さんでのサイン本フェア。

そこで寄せていただきました読者さんの応援コメントを編集部より受け取りました。


f:id:low-k:20171110194835j:image

どうもありがとうございます!

最近は作画やお話作りに悩むことも多く、己の不甲斐なさに打ちひしがれることも度々ありました。

そんなところにこのような作品を応援してくれるメッセージがたくさん届いてとっても勇気づけられました。

どうもありがとうございます(;_;)♡♡♡

Twitterやメールでも感想や応援のコメントを寄せていただき感謝の気持ちでいっぱいです。

読んでよかったと感じてもらえる漫画を目指してこれからも頑張ってまいります!

f:id:low-k:20171110195045j:plain

楽しむ時間は一瞬だけど

アシスタントさんの1人がふと、「漫画を描くのは非常に手間と時間が掛かるけれど、消耗品のように一瞬で読んで終わりになってしまう」という趣旨の言葉をもらした。

たしかにそうだ。

わたし自身、歳を重ねるにつれてあらゆるものを何度も繰り返し読んだり見たり聴いたりすることがなくなった。興味のあることに膨大な時間を注ぎ込むことができない。おそらく自分の漫画もそんなふうに流し読みされ、ささやかな「楽しい」を提供する娯楽品だろう。

だけど、たくさんの読者の中にひとりでもわたしの作品を繰り返し読んだり大事にしてくれる人が出てきてくれたなら、それで十分作家冥利に尽きるのではないかと思う。

だから締切までの時間が限られていても可能な限りネームを修正し、時間ギリギリまで丁寧に描き込み続ける。何か少しでも前作を上回るクオリティを追求しなければならないと自分の中の何かが発破をかけてくる。

わたしの好きなクリエイターはみんな「らしさ」をそのままに確実に進化し続けている方ばかりだから。

☆今聴いている音楽

 発売から2年も経っていたなんて……買うの遅くなってごめん!!と慌てて購入。大好き滝本晃司さん。

空色

空色