低徊趣味ぶろぐ

漫画家・嘉村朗のブログ

見栄えは大事だと思うけど、できないわたしがいる

こんにちは、嘉村です。

やっと下絵が完了しました。

絵もお話も
ここまでとてもいい感じに
描けていると思います!
完成がたのしみです★

早くみなさんにも
読んでもらいたいですヽ(^^)丿

 

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夕食の春菊と人参の胡麻和え+チーズ

写真にフィルターを掛けるだけでなんちゃって雰囲気のある写真になるから便利ですよね(笑)

Instagramを眺めていると、若い女の子だけじゃなくて男の子も目を大きくしたり肌を綺麗にしたりと「盛って」いるんですよね。

見栄えの良さに人が惹かれるのは当たり前のことなんだなあと思いました。

 

わたしに足りないのはまさにそういう「見栄えをよくしよう」「美しくしよう」とする願望や欲なんですよね。

だからわたしにまつわるものすべてが野暮ったいし垢抜けない。

それでもいいじゃないと言ってもらえるのですが、何かが自分の中で噛み合わず「もっと格好よくしなきゃ!センスを磨かなきゃ!」とジタバタしてしまいます。それがいつも空回りしてトンチンカンで痛い人になっているのもわかるのですが、どう折り合いをつけたらいいのか見つけようとする間に頭がぼんやりしてしまいます。

 

自分のいいところって本当にわからないですね。

漫画にしたら面白そうなテーマです。

 

HP更新|アシの小部屋「かむら現場の修羅場ごはん」編

こんにちは、嘉村です。

 本日、ホームページの「アシの小部屋」を更新しました。

 

ゆのさんには毎月泊まりで
原稿の仕上げを
お手伝いいただいています。

そのときに食べたごはんのレポを
(正直に)書いていただきました★

コメント付きで
かわいくレイアウトした写真付き!

見てみてね~♡

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また、この度ゆのさんが
自身のホームページを開設されたそうですので
こちらもチェックチェック~♪

↓↓

yuno.themedia.jp

ひとの心を動かすパフォーマンスとは、7~8割の力で魅せるもの

先日ふとわかったことをTwitterに投稿してみました。 

これについて考えたことを書こうと思います。

「ひとの心を動かすパフォーマンスとは、7~8割の力で魅せるものなのでは!?」という仮説を考えました。

 

100%全力を出し切って魅せようとするパフォーマンスって「感動させたい!人の気持を揺さぶりたい!」という送り手の気持ちが滲み出てしまっているといいますか、

嫌な言い方をすると「力を出し切るひとの演技」をしているように見えてしまうんです。アマチュアのダンス大会とか歌とか、送り手(演者)のそういう気持ちを感じとってしまうことが多いです。(もちろん、彼らの心の中はわかりませんが。)

 

プロのライブとか舞台とか漫画はそういう「この人頑張ってるな~」と感じさせられることがほとんどなく、スッと作品そのものに入り込めてしまう魔力のようなものを感じます。

作品そのものがめちゃめちゃ楽しくて、それに魅せられて夢中になってしまいます。「がんばれ~」という応援の言葉が自分の中に生まれるのではなくて、「かっこいい~!」「やばい~死ぬ~!」「サイコー!」みたいな自分の中に生まれてしまった感情の発露で精一杯になってしまう感じと言いましょうか。

 

プロの送り手は余裕でかっこいいんです。

お客の心を動かしてしまうのが普通の状態なのです。

 

自分の頑張ってる姿で感動させたいのではない。

伝えたいメッセージがあるから、それを伝えるためにこの活動をしてる。

メッセージ*1で人の心を動かさなければ。

メッセージを届けることに全力にならなければ。

 

わたしの漫画でも、思いっきり気合を入れた絵は「頑張っちゃってる感」があって後から見たときダサく見えます。後から見て、なんでもっと力を抜いて描けなかったんだ~/(^o^)\という気分になります。

こういう絵を描いてしまうときは「わたしだって、こんな絵も描けるんや―!」みたいなイキリがあるのを自分の中に感じます。

全力で描いたときの絵はたしかに気合が入っていて凄そうに見えるんです。でも、自分の中に冷静で客観的に作品をチェックする部分がなくなるためか、凄いのになんだか変な絵になってしまうのです。

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そこで、頑張らなくてもかっこいい絵や話を描けるようになるために、基礎力を爆上げする必要があります。

7~8割の力でもちゃんとかっこいい状態を発揮できるように。

 

そう考えると、力を出し切るというのは、余裕で完璧なものを魅せ続けるための努力のことをいうのかもしれません。

ステージに立っている時間や作品を作っている時間だけ頑張るという意味ではなく、ステージに立つ直前までの準備、作品制作に入る直前までの準備に最善を尽くす姿勢がプロとアマチュアを分けるのではないでしょうか。

 

わたしも読者のみなさんに楽しく読める作品を届けられるように、理想の楽しさや面白さを追求し続けることをがんばりたいです!

 

*1:ここでいうメッセージは言葉で表現された情報だけを指すのではない。イメージや想いといった言葉で表現しがたい「何か」を伝えようとする行為やパフォーマンス、創造物などを指す。

くろっちがやってきました

こんにちは、嘉村 朗です‼

我が家にもくろっちが到着しました~!

ヽ(^^)丿ワー

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ビーズクッションで

とっても柔らか!

 

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シオちゃんの部屋に転がっている風な写真も撮ってみました(笑)

床に転がっているのがしっくりくる。

(部屋は下絵作業中なので資料集が散らばっています^^;)

 

★「ちっちゃな彼女にせまった結果。」はコミックシーモアにて先行配信中!

www.cmoa.jp

くろっちクッション

こんにちは、嘉村です。

 なんと!#くろっち描いてみた企画の賞品・くろっちクッションが出来上がったそうです!

 ちゃんとシオちゃんの部屋に置いてあるサイズで再現されているんです……!

凄い!\(^^)/

 ソルマーレ編集部のみなさん、どうもありがとうございます!

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表情も画像のような
ボーッとしているときの顔。

くろっちクッションを現実世界で
見られるなんてびっくりです!

編集さんが
わたしにも送ってくださるそうなので
実物を目にするのが楽しみです♡

 

 ★「ちっちゃな彼女にせまった結果。」は紙コミックス上下巻で発売中★

 

下絵ちう/おすすめ美術解剖学の本

こんにちは、嘉村 朗です。

下絵を猛然と進めるフェーズ。

 

下絵に入る前は短時間でも美術解剖学の本で骨と筋肉の構造を練習をしておくようにしています。

人体の構造がわかっているだけで下絵作業が心理的に楽になります。

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 写真に写っている本はこちらです↓↓

スカルプターのための美術解剖学 -Anatomy For Sculptors日本語版-

スカルプターのための美術解剖学 -Anatomy For Sculptors日本語版-

 

 ちょっと高い本ですが、かゆいところに手が届く細かさでわかりやすいです。

買ってよかったです(T_T)

 

「An Atlas of Anatomy for Atrists」という本をずっと愛用していましたが、上の「スカルプターのための美術解剖学」の方がフルカラーで筋肉がわかりやすいです。輪郭もはっきりしているし体型も現代人なので勉強しやすいと思います。↓↓

An Atlas of Anatomy for Artists (Dover Anatomy for Artists)

An Atlas of Anatomy for Artists (Dover Anatomy for Artists)

 

 

むかし、わたなべあじあ先生が「毎日デッサンしないと描けなくなる」という趣旨の話をされていて、そのとき初めて「先生くらいしっかり綺麗な絵を描ける人でも毎日練習しているんだ……」と気づいたのを覚えています。それからわたしも練習するようになりました。

でも毎日は全然練習できない自分がいます。残念です。デッサンを楽しいと思えないし……人体構造とかすぐ忘れるし。

「忘れてもまた練習して思い出せばいいんだ」と思うようにして、下絵の前に苦手だと思う部分や、記憶がぼんやりしている部分、その日の作画で必要そうなパーツに絞って練習するようにしています。

 

漫画に限らないのでしょうが、画力に話作りに演出にキャラ造形にコミュニケーションに……と力を付けていかないといけないものがたくさんあるんですよね。どうしてもっと早くに気がつけなかったんだろうと情けなくなりますが、そのことについてはまた今度考えて見ようと思います。

 

最後に、わたしが絵を描くときの思想的に好きな本はこちらです!↓↓

人体クロッキー

人体クロッキー

 

「動きを描く」
「対象のもつエネルギーを写し取るように描く」
そんなことに気づかせてもらった素晴らしい本です!

わたしはよく、自分を励ます

壁にぶち当たって落ち込むことがよくある。

思い通りに行かなかったり、うまく伝えられなかったり、伝え方すらわからなかったり、どうしたらもっと良くなるのか、そもそも自分はどうしたいのかすらわからなくなることばかり。


でも、うまく行かないことがあったときは何かのチャンスなのだ。


自分と同じような壁に当たって挫けたひとが大勢いるかもしれないし、今まさに挫けそうなひともいると思う。


もし、自分が目の前の壁をなんとかする方法を探し出せたら、作り出せたら、それは他の挫けそうなひとたちのためになる。

それが自分の価値になっていく。

がんばろう。

 

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根菜の味噌汁。

赤味噌なのでご飯と合う〜。