低徊趣味ぶろぐ

漫画家・嘉村朗のブログ

地に足が着いていないようです

この時期、稲を苅り終わると農家が籾殻を燃やす。
白い煙をあげてゆっくりと燃えるので、辺りの空気は白く霞み、しばらくの間、いぶくなる。
それは掠れた黒っぽいにおいだ…。
家族は洗濯ものが臭くなったり、喉がいがいがするので迷惑がっていたりするが、
わたしはこのにおいと空気の感じがすごくすきだ。


今日は曇天。
世界が白く霞んでいる。寒くもなければ暖かくもなく、ぬるま湯に沈められたみたいだ。
このちょっとさみしいかんじもわたしはすきだ。