低徊趣味ぶろぐ

漫画家・嘉村朗のブログ

バスの事故をうけて思うこと

もし、自分が乗っているバスやタクシーの運転手さんの様子がおかしいと気付いたとき、
わたしは運転させるのを止めることができるだろうか。


運転手に声をかけ、
具合がよくなるまで休むことを勧め、
車内にいる乗客全員に向かって
「運転手さんの様子がおかしいので、到着は遅れてしまうけれど安全のためにどこかで休憩をとらせてもらえないか」
と説得することができるだろうか。


わたしはきっとできない。


だけど、それをできるようになること、
それをしようとした人が現れた時に直ぐ様協力できるようになることが大事なんじゃないかな・・・。

誰が悪いのか、何がいけないのかを探すより、自分のできるすべきことを考えたい。


レヴィナスと愛の現象学」を読んでから、
自分の犯していない罪に対する有責性を感じずには、もう、いられないのです。