低徊趣味ぶろぐ

漫画家・嘉村朗のブログ

映画で涙がでるとき

10代の頃は映画とか見ても涙を流すことなんてほとんどなかった。
22を過ぎたくらいから色々なものに感動できるようになってきたように思う。

映画とか舞台を観ている時に涙が出るシーンはどこだろう?

わたしの場合は(いまのところ)、
「この美しすぎる世界にわたしは受け入れてもらえる資格が無い」
と感じさせられるシーンです。

誰かが死ぬとか、犠牲になるとか、
目的がやっと達成されるとかいうシーンは感動するというよりも
静かに見守るかんじに近いです。

「この美しすぎる世界にわたしは受け入れてもらえる資格が無い」シーンは
ポニョ冒頭のクラゲのシーンとかポニョが海を走っているところとか、
千と千尋〜の水の上の電車のシーンとか、
(美しすぎるとは言えないけど)第9地区の空に宇宙船がドーンって見えるとことか、
みつばちのささやきはもう全部しょんぼり。。。

ま、単純に
映像のカッコ良さに胸が熱くなるというだけかもしれませんが・・・


もちろん、ストーリーや人間の葛藤に涙がでるときもあるよ。