低徊趣味ぶろぐ

漫画家・嘉村朗のブログ

傷つけていいものなど…

わたしは自転車を家の狭い門から出すとき、
いつもペダルを門にガチャンとぶつけてしまうんだ。

門も自転車も傷んでしまうからいつも気をつけようと思うんだけれど
かなりの確率でぶつけてしまう。
自転車だけでなくて、掃除機も階段や椅子の角にゴツゴツぶつけるし、
自分自身さえよく壁やドアに体をぶつけている。(腰とか肩とか)

精神的な視野が狭くなっている証拠だと思う。

それは自分がここにいて、
同時にいろいろなものたちに囲まれながら生きていることを
忘れているようなものだ。

Bodyは大切にしてあげないといけない。
時間が経てば治癒できようが、他の部品に交換できようが、
ぞんざいに扱っていいというものではない。

Body(物質)に傷ができると、
それがそのまま一生消えることのない傷や汚れとなって
魂だか心だか(よくわからんがそういう自分の核的なもの)に
蓄積していくような気がする。
写真立てを覆う埃のように音を立てることもなく積もっていくのだ。

自分のまわりのあらゆる物質をいたわりたいし丁寧に扱いたい。