低徊趣味ぶろぐ

漫画家・嘉村朗のブログ

持ち込み行ってきた

前回の記事に書いたように、昨日、持ち込みに行ってきました。
20分間ほどでしたが、すごく的確な指摘をたくさんいただきました。



そして、なかよしの新人漫画賞〆切りまで1ヶ月あるということで、出来ていないところを書き直して投稿し直すということになりました。
だから、今、まだ原稿は手元にあります。
以下、訂正すべき点など↓↓

  • 世界観の設定を細かく考え、指定していないため、ファンタジーとして読者にわかりにくくなっている。
  • 主人公のこれからが見えてこない。
  • 魔法の内容が具体的に描かれていないのでわからない。
  • 書き込みやトーンも貼ってあるのに、なぜか絵が全体的に白っぽく感じる。

正直、昨日はこの原稿をどういじり直せばいいのだろうと途方に暮れるというか、何から手を着ければいいのか混乱して落ち込んだりしていました。
しかし、それと同時にこれはチャンスなんだとも思いました。自分のスキルが上がる時というのは、大問題を自分の力で解決できるようになるときだからです。ズバリ指摘してくれる担当さんがついてくれたラッキーを逃すわけにもいきません。
だけど、
だ け ど 、
やっぱりむずかしいよー><


そんな風に昨日はお菓子食べながらうんうん唸っていたのですが、こうしていても時間がもったいないので、野坂昭如「マッチ売りの少女」とドラッカー「プロフェッショナルの条件」を読みました。
このドラッカーの本にカミナリびっかーん!!の衝撃を受けました。マネジメントとかの本で、一見漫画とは関係ないように見えるのですが、誰しも人生を自らマネジメントすることによりよく生きていけるという点で、誰にでも当てはまることが書かれた良本です。で、単刀直入にわたしがハッとしたこと……

「自分は何に貢献出来るのかを考えられているか」

わたしに足りないのはこれだー!!
今までわたしの成果が伸びなかったのは自分がどう見られるかや、自分がどうしたいのかばかりを考えていたからなのかもしれません。
自分はこの作品で何に貢献できるのか……そういう視点で改めて考えたとき、わたしの今すべきことが考えやすくなってきた気がします。

直した方がいいと言われたラストページはかなり挑戦的に頑張って描いたので、カットするのが惜しいというのもあります。でもこの1ページをどうにかしないことで作品全体がしっくりしないものになってしまっては意味がないんですよね。
最悪10ページ以上の書き直しを覚悟に再考に取り掛かりたいと思います><

↓この本だよー

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