昨日に引き続き、ディズニー映画の感想。
「ムーラン」も初めて観ました。
- アーティスト: マシュー・ワイルダー
- 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
- 発売日: 2004/12/17
- メディア: DVD
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ディズニー作品のなかではそこまで目立たっていない作品のようですが、
とても素敵な作品でした。
珍しく2回通しで観てしまった・・・!!
■とくに好きなところ
- 登場人物がみんな凡スペック。
主人公のムーランは特別なにかすごい能力があるわけじゃないんですよね。それどころか、ドジでどんくさくて他人の足を引っ張って迷惑をかけたりするタイプ。眉毛も下がってきょろきょろして困った顔も多い。ムーランを助けてくれる守護神のムシューとコオロギのクリキーも特別すごい力なんてなくて、みんなにバカにされたり呆れられたりするタイプ。隊長のリーだって、親の七光感が否めない。本人は努力して実力と自信を蓄えたところがあるのだろうけれど、周囲はあまりそう見てくれていないようだし。三バカトリオ?もべつにかっこよくないし笑。でもそれがすごくいいのです。バラバラなみんなが仲間としてまとまっていく過程とかすてきです。
- 映像美。
- ムーランのばあさん。わたしもあんなばあさんになりたい。
- フン族が雪山のてっぺんから現れて攻めてくる場面。超かっこいい。返り討ちなんて絶対無理だろその数じゃ!!と思わせるあの演出がたまりません。
- フン族の頭。いかにも悪。動きがすべて、すごくかっこいい。
- ラスト、ムーランのお父さんが皇帝から授かった剣と紋章を捨ててムーランを抱きしめるところ。
ここは本当に泣けました。二回とも泣いた。始終登場人物が「家の面子」にこだわりを見せてきていただけに、ラストで威厳や功績の象徴である皇帝の紋章を地面に投げ捨て娘の無事を心から喜ぶというシーンに父親の気持ちの大きさを感ぜずにはいられません。