さきほど母と共にゴキブリを殺した。
昼は庭先の毛虫を殺した。
どちらもべつに嫌いでもないし恨みもないが
いられては困るのでやむなく殺したのだった。
「我々は差別したんだよ。」
とか言いながら死骸を片付けたのだった。
ゴキブリも毛虫もカマキリとかクワガタとかちょっと珍しがられる虫と
汚さはたいして変わらないと思う。
見た目や動きに不快感を呼び起こす要素がちょっと備わっていただけで…。
問答無用!!!で殺せないところがひとの気持ちの厄介なところだと思った。
自分の中の矛盾にもやもやしながら生きているのを感じている。
だけど、それでいいのだと思う。