低徊趣味ぶろぐ

漫画家・嘉村朗のブログ

効果はあとからやって来る。

気がついたら今年に入ってから読んだ漫画の数が120冊を超えた。
(今までが読んでなさすぎたのだと思いますが;)

「ストーリー作り」の感覚、「ストーリーのおもしろさ」の感覚は
まだぼやぼや〜としたものだけれど、
たくさん読むうちにわかってきたこともある。
なるほどと思わせるストーリー(話のトリックみたいなものだと思うのだけど)がないと、
読み手に納得してもらえないものなんだなあ〜ということ。
(わたしのようにストーリーに無頓着で楽しむ人もいるとは思うけどおそらく少数派)

それ、前からいろんな人が言ってるじゃんよ┐(´д`)┌
と思うかもしれないけれど、
大事なのはわたしが自分からそう「気付き」、「知る」ことなんだ。
わたしが「気付き」、「知る」ことができたときにはじめて、
今までわたしに助言してきた人の労は報われ
本に記されたモノ作りの作法は功を奏する(と思う)。
「あいつが言っていたことはこういうことだったんだ!!」というかたちで・・・

だから学校の先生や親やその他大勢の大人は口を酸っぱくして
繰り返し繰り返し同じことをいってきかせようとするんだろうなー。
10年か20年あとにならないと理解してもらえないとわかっていながら
(いや、今すぐにわからせようとしてるのかもしれないけど)
子どもたちに鬱陶しがられることを承知で助言するというのは
しんどいよ。(きっと)

そういうわけで、
わたしはいろんな人がくれるアドバイスや考えや知恵を
心のどこかに保留し続けたいと思う。
現在理解できないとしても、いつかわかる日がくることを知ったからだ。

大事な言葉の効果はずっとあとになって忘れたころに
突然目の前に現れてくれるのだ・・・