低徊趣味ぶろぐ

漫画家・嘉村朗のブログ

本当の大人・・・

たまたまTwitterでRTされてきた下のサイト。
http://ikinasaiyo-senkyo.com/

みんな選挙に行きましょ―ヨ!!って呼びかけてくれているおしゃれなサイトなんだけれど、この中にある漫画がなかなか大事なこと言ってるなーと思いました。
↓↓
マンガ もしも「96条を改憲したら」

わたしのまわりの人の反応は「極端な話だ。」とか「そんなこと起こるわけない。」とか返ってきてしまって、「コイツ政治の話なんかしてきてうっとうしいなあ」という気まずい空気になってしまいました。(もしくはコメントしたくないとか…)

わたしは正直、事態がちゃんと飲み込めていないといいますか、
政治で決まるあらゆることの是非などはどう考えても一筋縄ではいかなくて、
「はっきり言ってわからない」というグレーな回答しか出すことができません。。。
(政治に無関心というわけでなく、考えても答えが出せないのです。)

こんなとき、中高生のころの自分が大人というものを見つめていた視線を思い出すと
「成人としてこれでいいのかな〜」と思ってしまうのです。

そうして「どうしたらいいんだ/(^o^)\」と考えつつ、
上の漫画にかかれているような「想像」に関して
「そんなこと本当にあるの?」とか「戦争なんて起こらないよ」とか
言うひとに遭遇したとき、ちょっとわかったことがありました。

最低最悪の事態を何百、何千通りと想像できることが
実は本当の大人には大事
なんじゃないかな―ということです。

そして、本当の大人はそれらの想定(最低最悪の事態)を回避するために本気で考え行動するのです。


「ほら、戦争なんて起きてないでしょう?」と言える今があるのは、
戦争が起きる可能性をリアルに想定した大人たちが
戦争が起きないようにわたしが知らないずうっと前から
何かしらの行動をし続けてくれたおかげなのではないでしょうか・・・

「リアルに想定した大人たち」とは政治家ではなくて、
そこらへんにいるおじさんとかおばさんだったり、

「何かしらの行動」とはデモ活動や講演活動ではなく、
もっと素朴な、あたりまえのしつけや教育を日常的に続けることだったり
するんじゃないかなーと思うのです。


わたしが享受している平和とか安全とか豊かな環境は
誰だか知らないけれど*1世のため人のために考え行動してくれた
本当の大人たちのおかげで存在していることを覚えておきたいなあと思ったのでしたまる。

*1:そういうわけで、「本当にイイコトをしているひとの功績は永久に知れることがない」というなんだか寂しいこの世の理についても納得できたのでしたチャンチャン。だから今日は、顔も名前も知らないどこかにいる善人を祝福したいと思います。