内田樹、中沢新一「日本の文脈」を家事などの合間合間で読んでいます。
- 作者: 内田樹,中沢新一
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2012/01/31
- メディア: 単行本
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日本人の修行というのは、「自分がいま達成しようと必死に努力している目標は『ほんとうの目標』でない」という逆説に耐えることを要求しますから。(P.112 l.2〜)
「自分がいま達成しようと必死に努力している目標は『ほんとうの目標』でない」かー。。。
なんかこの感じ、きらいじゃない。
いま達成しようとしている目前の目標は
「ほんとうの目標」でないかもしれないけれど
不要な目標でもない。
到達して初めて「ほんとうの目標」に少し近づけるような、そんな気がする、
超曖昧で迂回しまくりの非効率的な努力の仕方。
(決して、「無駄な努力」を肯定しているのではない。)
目の前にある目標(いま、使命感を感じているもの)を
とりあえずやってみる。
やり終えてから、これが「ほんとうの目標」であったのかどうかを確かめる。
違ったら次いってみよー!でまた動き出す。
目の前の目標はいつも暫定的で、「絶対」でない。
でもそれでいい。
そんな、ふらふらでゆらゆらな生き方もアリアリ!!って
言われているみたいで嬉しかった。
この引用文から受けた癒しというか納得感を
うまく文章に書けない。のが口惜しい。
「目の前の目標」というのは、
「自分は世界のためにどう貢献できるか」に対する答えみたいなスケールで
捉えてもらえるとうれしいです・・・