内田樹 岡田斗司夫FREEex「評価と贈与の経済学」を読んでいるところなのですが、イイナー!と思ったところに出会ったのでメモ。
- 作者: 内田樹,岡田斗司夫 FREEex
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2013/02/23
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内田 努力してるときに、ほんとうはすでに「見返り」は得てるんだよね。努力の報酬って、あとからお金で来るものだけじゃない。(P.60 L.13)
内田 素振りしている人っていうのは、素振りしているときにすでに楽しいはずなんですよ。…(略)…実はいろんなかたちで、ぼくたちは報酬をけっこう前払いで受け取ってるんだと思う。(P.61 L.7〜)
ここしばらく「努力は報われないのが普通。」と思って生きていたのですが、
「能力アップすること自体が努力の見返りになっている。」
「努力している最中はすでに楽しい状態になっている。それが報酬じゃん?」
そんなふうに考えられたことなかった〜/(^o^)\
そうですよね、漫画を作っているあいだに楽しい状態になかったら十数年も原稿を描いては送りなどできません笑。
べつにお金が欲しくて頑張ってるわけじゃないし、
「こうしたい!」ってことはなんとなくビジョンとして描けている(つもりだ)けれど、
ただ、わたしは自分の能力鍛錬とその成果が現れるまでを長期スパンで見ることができていなかった。
目の前にあるわかりやすい媒体(賞の結果とか)に努力の成果が反映してくれることを期待しすぎていた。
わたしは、誰かがはっきりとその人の体験として「努力の成果を実感できるのは努力をした数日後のときもあるし、数十年後のこともあるんだよねー」と発言しているところに出会いたかったんじゃないかなあ。
「努力は報われねーよ!( `д´) ケッ!」と拗ねるのはやめようと思いましたまる^^
(やめようと思ったというより、「成果を即効に求めなくてもいいんだな〜」というのに満たされたかんじかな)