こんにちは、嘉村 朗です。
東京都青梅市にある御岳山で登山をしてきました。
当日は日の出を見るために朝4時頃に登り始めました。
真っ暗な山の中をヘッドライトの明かりのみで進むのはなかなか心細いものでした。仲間がいなかったら絶対ムリでした。
最初は肌寒いのですが、坂道をひらすら歩いていると身体がポカポカして汗ばみました。自分の内側から熱が生まれてくる感じっていいものですね。
武蔵御嶽神社で日の出を見ることができました。
山で日の出を見るのは初めてで、標高の低いところからみる日の出とは全然違うんだとびっくりしました。
ピンク色のゆらゆらした丸みが現れて、みるみる間に太陽が色を変えながら昇ってくる様子は不思議な気持ちになりました。
景色を楽しむために山へ行くのかなあと思っていたのですが、今回のわたしは景色をのんびり楽しむより足元を確認しながら転ばないよう、足運びのテンポをできるだけ乱さないよう、地面の様子ばかりを見ていたように思います(笑)
せっせと登ることに集中していて、顔を上げたら前の人と離れて自分がどこを歩いているのか分からなくなることもありました。
わたしは足元を確認しながら足をひたすら動かすことに集中していました。
それがとても気分をスッキリさせてくれました。
もしかしたら、「集中する」行為自体がわたしの何かを癒やしてくれたのかも知れません。
こういう山登りがあってもいいんだな~とわかって嬉しかったです。
わたしは下ばかりを見ていましたが、一緒に登ってくれたみなさんが景色の綺麗さや植物や光の綺麗さについての感動を思い思いに口に出して愛でていたおかげで、わたしもそのたびに顔を上げて一緒に自然の美しさを楽しむことができました。
自分と違う楽しみ方や気付きのセンサーを持っている人がいるありがたさを感じた瞬間でもありました。