低徊趣味ぶろぐ

漫画家・嘉村朗のブログ

ダレン・シャンイラスト

別に暇ってわけではないのですが、昨日から衝動的に描いている『ダレン・シャン』の自分のイメージイラストですー。

裏切り者カーダ氏。こんなかんじかなあ?
イメージとしては最後にダレンに向かって静かにほほえむ場面です。(実際はもっと蹴って殴られの後なのでボロボロです・・・)
ほんとうは正義感あふれるかっこいい人だったんだなあ(うるる…)としんみりしながら処刑されていく彼を見送りました。情に免じて許してあげますよ。みたいな展開のないところがこの物語のおもしろいところなのでしょう。
エラまで死んじゃうし・・・
てかこの物語、流血しまくりの死にまくり。人生ってきびしいんだというメッセージが伝わってきます。



娯楽の読書なんかしつつ、卒論の資料も読んでいます。
卒論が本当に嫌でしょうもないのですが、いろんな資料を集めて自分なりに何度も何度も考え、矛盾を消化し、ひとつの論を導き出していく作業というのは、漫画製作にも共通するところが多いんだよなとも思います。
そう気づいたら、やれそうな気がしてきました。というか、ちゃんと卒論を完成できれば、いままでよりも深い意味のある漫画が作れるようになるんじゃないかと思い始めました。
今までのわたしの作品は、恥ずかしい事ながら、資料収集や取材といった基本的なところがまったくできていませんでした。誰にでも描けるような陳腐な作品ばかりなのです。自分の感覚以外に頼れるところもなく、曖昧なところの多い子供の漫画でした。
だから卒論制作という壁にぶち当たった今、このような苦しみを感じているのでしょう。
できないことや苦手なことに取りかかるのは非常につらいことです。できれば避けて通りたいです。
でも逃げ続けていたらいつまでたっても上達なんかできません。
ヘタでもいいから、評価がDでもいいから、自分のできる限りをつくして論文をかきあげたいと思います。
12月の提出までにどのくらい成長できるかな・・・?



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