低徊趣味ぶろぐ

漫画家・嘉村朗のブログ

書評の評価☆について思うこと

よく書籍のレビューとかに☆の5段階評価とかありますね。
わたしは面白いものは全てに☆を5個つけちゃいます。
面白さの種類も性質も作品によって全然違うので優劣なんかつけられないし、
比較だって意味をなせないと思うのですが・・・
やっぱり自分と作品の間にあるお気に入り度というか相性度みたいのは
記録(メモ?)したいような気がするので評価☆を利用してしまいます。。


わたしとしては、それぞれの作品のお気に入り度(相性度)を示すものは
5段階という段差がくっきり分かれているものより、
相性度【0〜〜〜〜〜〜∞】のグラデーションになっていたらいいのになーと思っています。
評価バーというか。
ラブ度・【遠〜〜〜〜〜〜近】とか。

相性度が0から無限∞なのは、
お気に入り具合に上限がないからです。
数を読めば読むほど自分の好みや傾向がだんだんと見えてくるようになると思うし、
(歳を重ねることで傾向に変化が出てくることもあるし)、
読んだ数が増えてくると、
☆5個分の幅では作品に対するわたしのお気に入り度を表現する事なんて
もう不 可 能 !!なんですよ!
(わたしはそんなに本も漫画も読めている方ではないのにも関わらずそう感じるんだから、本の虫みたいな人はどうしているんだろー??とも思う)

というか、お気に入り度を示す(記録する)にしても、
そのうち左右X軸だけじゃだめだーってなって、
上下Y軸も必要になったりするかも、でもってZ軸も…とか。
なんだそれめんどくせー笑。
でも感覚的にわかりやすいグラフになるなら面白いかもしんないけど。ま、思いつきですが。


書評なんて所詮、他人の考えの欠片です。
一つ一つの作品に対してどういう感想を持つか、
どんな作品として受け止めるかは自分で決めていいのです。(当たり前だけどー)

同時に、書評は自分と全然違う感想を持った人を探すのに便利っつーことでもありますね。。
(自分と同じ考えをもった人を探してしまいがちだけど・・・)