低徊趣味ぶろぐ

漫画家・嘉村朗のブログ

龍の絵を描いてみた

こんにちは、嘉村 朗です。

久しぶりにコピックで絵を描きました。

今まで描いたことがないようなものを…と思いついて龍の絵を描いてみました。

ブルーの背景はラメ入り筆ペンなのでキラキラしています。

そのほか色鉛筆も使用しています。

ちゃちゃっと描いて済まそうと思っていたけれど、描きだしたら6時間くらい描き続けていました。ペンを握って線を引いて、色をのせながら手を動かしていると「もっと綺麗に塗りたい」「もっと綺麗な線で描きたい」という気持ちが湧いてきました。

 

以下、制作過程です。

↓↓

 

 

線画です。消しゴムをかけました。

久しぶりに消しゴムを使いました。↓↓

 

ペン入れ完了です。鱗についてもっと調べないとと思いました。いろんな生き物の鱗の生え方を観察しないと描くときのヒントになりそうです。こういう課題が見えてくるのも実際に手を動かしたおかげだと思いました。↓↓

 

草場一壽さんの龍の絵「旋風かぜ」を参考に描きました。全然同じように描けず途中で辞めようかと思いましたが下手くそなりに描きあげなきゃ何もならないと思い無理やり描きました。↓↓

わたしは龍を見たことがないし、真似して描いている間にもいろんな考えがぐるぐる駆け巡りました。

「一体、龍をどう描くんだろう?」

「龍を描きたい気持ちって何?」

「龍のディテールを現実にいる動物を参考に描く必要ないのでは?」

「龍って骨とか筋肉あるのかな……」

 

実際に手を動かすと自分の中にたくさん課題が浮かんできました。

もっといろんなものを観察して、触って、感じて、知ることが大事なんだと思いました。

わたしは絵を描くのが好きというより、世界がどういうものかを知るための方法として絵があるのかもしれません。