低徊趣味ぶろぐ

漫画家・嘉村朗のブログ

自分の顔は見られない

鏡越しにうちの猫を見ると、
普段の顔と全然違う顔に見える。

模様がシンメトリーでないせいかとも思ったけれど、
直接見ているときは
シンメトリーに見えるくらいバランスよく
口の周りが白い毛で覆われている模様だ。

↑こんなかんじ。

だけど鏡越しに見ると変な?顔に見える。
「お前、こんな顔じゃないだろう!」と
思ってしまうくらいに違う。


だから、わたしの顔もきっと、
鏡で見ている顔とは違うんだろうなーと思った。

わたしは一生、本当の自分の姿を見ることはできない。
(「本当の」なんていうと語弊が生じるかもしれないけどさー)

だからどうというわけでもないけれど。
わたしはわたしの顔を知っているつもりだったのに、
人には違って見えている可能性にちょっと気付いて、

人前で顔を作ろうとしてしまう無意味さから、
自分って滑稽だなあと思えたのであった まる。