低徊趣味ぶろぐ

漫画家・嘉村朗のブログ

身体が超健康になって起きたこと

この一年、徹底的に健康な身体作りに励んで成果が出ました。

 

8時間の睡眠をとって、

ストレッチをしっかりやってたくさん歩いたり走ったり運動もして、

食事はお肉と野菜中心の栄養のあるものを食べて

12~16時間の空腹時間をとって

湯船にも浸かるようになりました。

 

毎日このような生活をするようになって、身体はかなり健康になりました。

 

身体が健康になったら気持ちがガクッと落ち込んで、何もしたくなくなり、ペンも持てなくなりました。漫画を描きたくなくなってしまいました。

 

おそらく、身体が健康になったおかげでやっと、自分の快・不快のセンサーにスイッチが入ったのだと思います。これまでずっと自分の身体を大事にできていなかったのだと思います。

今年の冬に加湿器を買ったのも、身体が健康になったからだと思います。それまでは乾燥による不快感に気がつく余裕もありませんでした。冬だからカサカサするのが普通だと思っていました。自分が寒かったり暑かったり苦しかったりの「不快な状態を改善する」という発想が一切ありませんでした。エアコンを起動するとか、湯船に浸かるとか、眠くなったら寝るとか意味がわかりませんでした。なんでそんなことするんだろう?と思っていました。

 

自分が我慢すれば問題は消えるような気分で正体のよくわからないものに遠慮していました。

でも、自分ひとりが何かを我慢しても世の中は何も変わりません。世界人口は75億を超えていてみんな自分の都合のいいように動きます。(自分はそんなことない!という人もいるでしょうが無意識に快な状態を選択していれば同じことです。人は絶対自分に得な行動を選びます。わたしもそうです。)

 

身体が完全に健康になってから、心の修復が始まるのかもしれませんね。

(一応説明しておくと、わたしは鬱病ではありませんし、精神疾患もありません。)人がふつうに生きていても感じる心の不調についてそう考えるようになりました。

 

 

3月もわたしは休みます。

 

「漫画を描きたくない」という気持ちなので本当に無理なのです。ごめんなさい。

とはいえ、わたしは毎日寝ても覚めても漫画のことを考えています。

この不調の期間は、自分の漫画が弱い人や困っている人、苦しんでいる人のためにもっと役立つために必要な時間なのだと思っています。

ツライ気持ち、苦しい気持ち、うまくいかないときの気持ち、優しくできない気持ち、卑怯な気持ち、自己中心的な気持ち、執着する気持ち、残酷な気持ち……そういうものからどうやって抜け出すかをわたしは考えて漫画を描きたいです。

そのためには、わたし自身がそれらの気持ちをどん底まで味わう必要があるのだと受け止めています。

 

ブログを読んでいただきありがとうございます。

誰かが見に来てくれたんだな~というだけで気持ちがちょっと救われています。みんなに今日、良いことがありますように。