低徊趣味ぶろぐ

漫画家・嘉村朗のブログ

書くしか方法はない

ナタリーゴールドバーグの「書けるひとになる! ――魂の文章術 (扶桑社BOOKS)」を寝る前に少しだけ読む。

 

テキトーに開いたページを読む。

 

 

つべこべ言わずに書け!以上。

 

 

と発破をかけてくれる本だと思う。

それがとても勇気づけられる。

 

書けなくても、

書きたくない気分でも、

ダルくても、

つまらなくても、

身体が拒否してるように感じても、

 

「何かを書きたい」ならば、書かなきゃ何も始まらないんだよ!とだけ言ってくれるような本。

 

なかなかネームが完成していないけれど、わたしは毎日確実に描いている。

それが完成原稿にそのままならなくても、たたき台くらいにはなるかもしれない。

こっちの道は間違いだったと気がつく材料になるかもしれない。

書き手の立場から、ただ「書けばいい」とだけ言ってもらえるのがとても勇気づけられる。書けない理由や言い訳を全部奪い取られて、「書く」行為だけを残されている感じが厳しくもありがたい。

 

そんなふうに思える私は書くひと側の人間なのかも……と、少しだけ自信を持てる気がした。