低徊趣味ぶろぐ

漫画家・嘉村朗のブログ

挑戦ちう…

こんにちは、嘉村 朗です。

昨日お知らせした、漫画の仕事をお休みさせてもらう件について、暖かい言葉をかけていただきどうもありがとうございました。

優しい読者さん、友人、仕事仲間に恵まれてやってこられたんだなあ…と感謝の気持ちでいっぱいです。

わたしはちゃんと復活しますのでちょっとお待ち下さいね(T_T)

ブログやTwitterでは復活までの道のりの記録を更新していこうと思います。

 

先日、みぞグミさんとどうしたらもっと漫画が描けるようになるだろう…と話していて、佳織さんと海成くんがカフェで話しているだけの漫画とかエッセイ漫画を描いてみるのはどうだろうという案が出ました。

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漫画に対するハードルを上げずに、スッと気軽に描けるような漫画を描いてみたら、漫画を作るときの心構えに何か新しい可能性が見つかるのでは……と期待して。

 

 

佳織さんと海成くんのカフェ漫画は取り掛かってみたものの、つまらなすぎて結局頓挫しました。すみません。

 

なんか二人のデートに夢がなさすぎた。

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海成くんが「カフェって一体何?」とか言い出して、

「そこから問う~?」てカオリンがぽかんとして

わたしが「めんどくせーやつだな~~」と考え始めてそのまま止まりました。

 

みんなが見たいのはたぶん、

綺麗な内装の店内で美味しそうなケーキを選んだり、

コーヒー飲めないんだ~とか言ってる二人とか、

美味しい~と和んでいる二人

のような気がするのですが……

わたしの手が動かなくて描けず……。すみません。

 

 

エッセイ漫画にも挑戦してみました。

 

たいした話ではないのですがまあまあ面白いと思います。

でも気持ちが「ウッ」となってなかなか完成しません。(1~2時間あれば完成すると思っていました)

エッセイ漫画の描き手にも、エッセイ漫画の内容と似たような体験をしたことがあるんだ……という人たちにも敬意しかないなあとわかりました。こんなにも簡単な言葉で表現できないような気持ちが人の中にそれぞれあるんだなあ……と思ったらもっと人に親切にしなきゃ……と思えました。

 

そういうことが発見できただけでも、描いてみてよかったなあと思いました。

 

また漫画が完成したら見てあげてくださいね^^

ちょっと休みます

こんにちは、嘉村 朗です。

1月の原稿は間に合わせることができませんでした。
なので「まじです!」の更新が遅れます。本当にごめんなさい。

理由は病気ではありません。去年からお医者さんの指導の元に規則正しい生活を徹底してきましたおかげで体調を回復させることに成功しました。睡眠時間も毎日7~8時間になり集中力や食欲も回復しました。

お話の続きも構想はたくさんあり、あとは描いて調整するだけの段階だと思います。それにもかかわらず、ネームを描こうとすると身体が動かない感じになってしまうのです。原因はわかりません。


編集さんと相談をして、少し休むことにしました。

どれだけ時間が掛かるかはわかりません。早ければ明日にもネームが出来るかもしれません。わたしはそうなることを願っていますし、諦めていません。


ただでさえ隔月刊でお待たせしているのにごめんなさい。


本当に情けない気持ちでいっぱいです。
1日も早く復活できるよう手を尽くしてまいります。

最新話更新まで少しお待ちいただけると幸いです。

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今後とも嘉村朗の作品をよろしくお願いいたします。
2021/01/27 嘉村 朗

松虫あられサイン会

こんにちは、嘉村 朗です。

昨日は漫画家松虫あられの初サイン会!

……ということで、わたしも記念すべき日に現場の様子をこの目で見届けなければと思い青山ブックセンターまで行ってきました。

 

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原画展示は2月9日(火)まで行われていますよ!

『自転車屋さんの高橋くん』(著)松虫あられ/リイド社 第3巻発売記念 原画展 | 青山ブックセンター

 

原画は写真で見たものよりずっっっっと感動です!

 

漫画の作画中はよく二人でSkype通話をしていました。Skypeで繋がった向こう側で松虫さんがせっせと描いていた原稿の現物を見ることが出来て嬉しかったです。会場で待っている読者さんらしき人たちの様子やノートに書き込まれたメッセージを読んで、松虫さんの作品がいろんなひとに喜ばれているんだなあと伝わってきました。本当によかったなあ~と思いました。

 

 

また、そのあとは友人のみぞグミさんと漫画の話を延々としました。こんなに漫画の話をいつまでも出来るなんて、そういう仲間がいるなんて、わたしは幸せだなあと感じました。

きっとまだまだ見えていない漫画の魅力があるんだと感じました。

読み手の視点からの漫画の魅力。漫画で描けることの幅とか、漫画を描くひと自身の魅力とか、漫画を通じたコミュニケーションの方法がもっとたくさんあるはずだと思えました。

 

おまけページではわたしが高橋くんとパン子を占いました★見てみてね~↓↓

 

【comicoさん】フルカラー縦読み版「まじめだけど、したいんです!」特集記事を掲載いただきました

こんにちは、嘉村 朗です。

 

comicoさんでフルカラー縦読み版「まじめだけど、したいんです!」の100話記念に特集記事が公開されました!

www.comico.jp

期間限定で全話セット購入30%OFFキャンペーン実施中です。

 

フルカラー版の着色に嘉村は関与しておりませんが、細かく綺麗に塗り分けていただいてます!本当にすごいです…!

 

見どころシーンの紹介もたくさんしていただきました!

フルカラー版は知らないよ~というかたにも、紹介ページを見てもらえると嬉しいです!

 

わたしが好きなのはこの紹介(^////^)↓↓↓

画像

 

「海成くんや読者をドキドキさせる女の子。」……!!?

 

読者さんもドキドキさせるなんて……!そんなふうに紹介していただけてとても嬉しかったです//////

 

 

宮田くんのこのシーンなんて、スマホで見たほうがコマとコマの余白が一層雰囲気を出してくれていかも……!と思ってしまいました。↓↓↓

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【100話記念】「まじめだけど、したいんです!」特集 | お知らせ - comico(コミコ)

 

実は紙の本にもなっている「まじめだけど、したいんです!」。スマホで読むのとはまた違った楽しさがありますのでこちらもよろしくお願いいたします!

まじめだけど、したいんです!(1) (ジュールコミックス)

まじめだけど、したいんです!(1) (ジュールコミックス)

  • 作者:嘉村 朗
  • 発売日: 2017/09/16
  • メディア: コミック
 

順を追って語ることも大事らしい

昨夜寝る前に松虫先生から電話しようよと声を掛けてもらえて、いろいろ話をしたら自分のことが少しわかってとてもありがたかったです。その中の一つを紹介すると、「(嘉村は)順を追って話をしないようにしている」そうです。

 

「重要な部分だけをかいつまんで、端折って話す人だよね」と松虫先生が教えてくれました。

松虫先生は最初から順を追って話を聞くのが面白いと感じるひとで、一部始終を始めから聞かせてもらえると楽しいそうです。そのため、「(嘉村は)重要なポイントだけを話す人なんだなーと思っていた」と教えてもらいました。だから「あまり自分自身のことを話したりしないひとだよね~」と。

たしかに……!

 

わたしの漫画のテンポがせっかちで余韻がなくておかしい理由がここにあると思いました。自分でもどうして余韻のある漫画にできないんだろうとかなり長い年月試行錯誤してきましたが、このような「順を追って話をできない」ところに原因があるのかもしれません。

端折るから長いページ数の漫画を描けないんですよね……。

 

この件に関してはまだ未整理なのであとでブログか配信で深堀りしていこうと思います。(この記事も言ってるそばから要点しか書いていませんよね。でも一部始終を全部書けないんですよね。書き方がわからない。)

 

そして、お知らせです。

松虫先生の新刊が発売しましたヽ(^o^)丿

 

 おまけページには星座占い企画が載っています……!

わたくし嘉村 朗が占いの部分を監修しました★

高橋くんとパン子を占ったらどんな結果になるんだろう~?という読み物です。

 

細部まで松虫先生らしさが出ていて人情味あふれる漫画です。ぜひお手にとってもらえると友人のわたしも嬉しいです~。

描けない日の記録2

楽しく漫画を描くにはどうしたらいいのだろう…。今までなんとかできていたことが、できない。

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このカレーを作るときの心構えでやってみようという発想は我ながらナイスアイデアでした。

わたしの得意分野は、わたしがカレーに好んで使う具材と同じでありふれたものの中にしかないとわかりました。

そして、キャラのしたいようにさせて、キャラの見ているもの感じているものをそのまま描けば…

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白菜と麹甘酒カレー


やるべきことは見えました。
ノートは字でいっぱいになりました。
でもまだ、今回のお話の確信部分を掴めないでいます。

時間はないのでもう諦めて無理矢理お話にしないといけないのですが、今日はもう身体が動かないので寝ます。寝たところで頭がスッキリして仕事が進むなんてこれまで体験したことありませんが明日はそういう事が私の身体にも起きるといいですね。

描けない日の記録1

こんにちは、嘉村 朗です。

 

もう漫画家を名乗るのをやめろと言われてもぐうの音もでない状況です。

何も描けない。

 

「何かがあれば」できるはずとか、「〇〇さえあればうまくいく」とか、つい文句や弱音を吐きがちになります。

この類の苦悩に無いものを補えば解決できるなんてありえません。

 

投稿時代は「担当編集さんがつけばデビューできるはず」とか「よい道具があれば綺麗な絵が描けるはず」「才能があれば……」「時間があれば……」とか(笑)

 

 

そんなわけねーだろがぃ!

 

 

 

自立しないと。

 

自分の脚で立つ。それだけでいい。

同じように自分の手で漫画を描かなきゃ。

でたらめな線でも、前後が繋がっていない会話でも、コマを割って、フキダシを描いて、進め。