低徊趣味ぶろぐ

漫画家・嘉村朗のブログ

描く漫画のタイプ

友人に会い、いろいろと鋭い見解に触れさせてもらいました。
自分では全然考えたこともなかったようなことを
ポンポン教えてくれるので目から鱗ぽろり〜□

その一つが、わたしの漫画(というか表現)は
問題の在処が内的ではなく、外的であるという見方。

問題の在処が内的というのは、
人間の心の中の不安とか、自分が「ない」ことの恐怖とか焦りを
描く傾向のことです。
どこか人間のドロドロしたところが垣間見えたり、
読んでいて心に刺さるものがある……
敵は自分の中にいる…
そんな作品。
エヴァとか、トーマの心臓とか、ハチクロとか…?


一方、問題の在処が外的というのは、
自分の外の世界に敵がいる…
自分自身の身に振りかかる災難は
そこまで重大な問題として拡大されていかないというか、
仲間のために何かしていくことが行動の動機になっているような…
そんな作品。
ワンピとか、攻殻とか…?
(なんとなくドライ…←これはわたしの感想)


友人によると、わたしの場合は、後者の問題が外的なタイプに見えるそうです。
なんだか、無理に人間のドロドロを描かなくったっていいじゃんよ
と言ってもらえたような気がして、
ちょっと気が楽になったのでした。。。